3、印刷工程  ④刷りの手順 2、インクの拭き取り

3、印刷工程  ④刷りの手順 2、インクの拭き取り





インクについては別の項で書きます。→(未投稿)

 

塩ビシートの厚いもの(5mmくらい)をスパッとカットしたもので

 

しなり’を活かしてしっかりインクを詰め込みます。

 

(わたしは版の凹が深いので、この方法を使っていますが

 

浅くて繊細な版は 硬くまるめたウェスで押し込んだ方が良いですひらめき電球

 

小柳優衣の制作活動記:Yworks

 

次は’しなり’をうまく活かして、凹部以外のインクを取り去ります。

 

取り去ったインクはそのままもとのインク台に戻して また使えます。

 

この段階で版の図柄が見えるくらいが◎ですビックリマーク

 

版上の余分なインクが少なければ少ないほど、次に使う寒冷紗や人絹が汚れません。

 

インクも凹部のぶんだけ詰めれば、無駄なく、うんと長持ちしますニコニコ






そしたら 寒冷紗の比較的きれいな面を選び

 

そのなかにクシャクシャっとまわりを入れ込んでグッと握ります。

 

長嶋監督みたいな表現ですいません;こんなかんじ↓


小柳優衣の制作活動記:Yworks

 

凸部の余計なインクを拭い去るイメージでくるくるします。

小柳優衣の制作活動記:Yworks

 

拭きすぎると どんどん凹部のインクを取り去るので、良い具合で人絹に切り替えます。

同じ要領でクシャクシャ、グッビックリマークと握ります。

 

このように汚れた面だと、縦糸と横糸がわかると思いますが

 

縦の筋と平行に拭き取るように動かせば、素直に凸部だけ拭き上げ 油膜も取ってくれます。

 

縦の筋と垂直方向に動かすと、凹部のインクを引っ張るように伸ばすので

 

本来より薄っぽい印象の仕上がりになってしまいます。

小柳優衣の制作活動記:Yworks

 

今度は縦糸の方向を意識しながら拭きます。


小柳優衣の制作活動記:Yworks

 

プレートマークも忘れずに。

小柳優衣の制作活動記:Yworks

 

プレートマークを拭いた後、もう一度人絹で周囲とプレートマークを馴染ませるように整えれば…

 

インク詰め完了です合格






版を、目の高さで光を当てながら角度を変えてみて

 

緑紫に鈍く反射するところがあれば 油膜が残っている部分だということです。

 

人絹の縦拭きだけで 油膜は自在に調節できますが、

 

一般的な書物では このあとあい紙で油膜を取ったり

 

手の平の親指の付け根の丘で油膜を調節したりすると書いてあります。

 

方法は、なんでもいいと思いますビックリマーク





また、油膜をきっちり取るとインクと地の白がキッパリして印刷物のような堅さがでるので

 

銅版画特有の風合いとして油膜を取りすぎない方がオイシイです(笑)

 

その具合も、好みでどんなでもいいと思いますビックリマーク





えっと、長くなったのでまとめ☆

 

・インク→凹部にしっかり、且つ最小の量を詰めよ

・寒冷紗→版上のインクを取り去る役目

・人絹→凸部のインクを取り去り、凸部のみ拭き上げる役目

・拭き加減→自由だぁーーーーカラオケ



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